台風が近づくと売り切れるもの。ホームセンターで始まる台風準備
日本で暮らし始めた頃、台風が近づくたびに不思議に思っていたことがあります。
ニュースで台風情報が流れ始めると、近所のホームセンターの駐車場が急に混み始めることでした。
最初は、
「雨が降る前に、みんな買い物を済ませているのかな」
そのくらいに考えていました。
ところが店内に入ってみると、人が集まっていたのは普段の日用品売り場だけではありません。
養生テープや懐中電灯、乾電池、ブルーシートなどが並ぶ防災用品のコーナーが、いつもよりずっとにぎわっていました。
台風が近づくとホームセンターが忙しくなる。
日本で長く暮らすうちに、私にとっても見慣れた光景になりました。今では私も、台風の進路が気になり始めるとホームセンターへ行きます。
窓の周りを確認し、必要であればテープを買い、懐中電灯の電池も一緒に見ておきます。
ただし、最初からきちんと準備できていたわけではありません。
以前、窓に貼るテープの違いがよく分からず、「しっかり貼れれば大丈夫だろう」と考えて、強そうなテープを選んだことがありました。
台風が過ぎて数日後、そろそろ剥がそうと思ってテープを引っ張ったのですが、これが全然きれいに取れません。
途中で切れてしまったり、窓にベタベタした粘着剤が残ったりして、剥がすだけでも一苦労でした。
結局、シール剥がしを使いながら何度も拭くことになり、
「テープなら何でもいいわけではないんだ」
と、その時になって初めて知りました。
今回は、台風前のホームセンターで売り切れやすい商品や、窓に使うテープを選ぶ時の注意点、台風が来る前に確認しておきたいことをまとめます。
台風前のホームセンターで売り切れやすい商品
特に8月から10月頃は、台風の接近や上陸のニュースを目にする機会も増えてきます。 ニュースで台風情報が流れ始めると、ホームセンターでは防災用品を買う人が増えます。 特に強い雨や風、停電への備えに使う商品は、台風が近づいてから探すと品薄になっていることがあります。
台風の接近が予想されると、ホームセンターでは防災用品を買う人が増えます。
特に強い雨や風、停電への備えに使う商品は、台風が近づいてから探すと品薄になっていることがあります。
よく見かけるのは、次のような商品です。
・養生テープ
・懐中電灯
・乾電池
・モバイルバッテリー
・ブルーシート
・土のう袋
・カセットコンロとガスボンベ
・飲料水
・ポリタンク
・軍手や作業用手袋
養生テープは、窓まわりの対策を考えて買う人が多い商品です。
ブルーシートや土のう袋は、雨漏りや浸水が心配な住宅で使われることがあります。
また、停電すると部屋の照明だけでなく、スマートフォンの充電や調理にも困るため、懐中電灯、乾電池、モバイルバッテリー、カセットコンロなども早めに準備しておきたいものです。
ただ、家族構成や住んでいる場所によって必要なものは違います。
戸建て住宅では庭や外回りの対策が必要になることがありますし、マンションではベランダに置いてある物の片付けが重要になることもあります。
周りの人が買っているから同じものを買うのではなく、自分の家で何が必要になるかを考えておくことが大切です。
窓ガラス対策のテープは何でもいいわけではない
私が失敗したように、窓に貼るテープは、粘着力が強ければよいというものではありません。
一般的な養生テープは、作業中の保護や仮止めに使われることが多く、ガムテープや布テープに比べると剥がしやすいものがあります。
一方、粘着力の強いテープを窓に長時間貼ったままにすると、剥がしたあとに粘着剤が残ることがあります。
夏場は窓ガラスが熱くなりやすいため、貼る場所や時間によっては、さらに剥がしにくくなるかもしれません。
商品を選ぶ時は、パッケージに書かれている用途や使用できる素材を確認しておくと安心です。
「養生テープ」と書かれていても種類はさまざまで、長期間貼ることを想定していない商品もあります。
また、テープを窓に貼るだけで、ガラスの強度そのものが上がるわけではありません。
強風で飛んできた物から窓を守るには、雨戸やシャッターを閉める、窓の近くにある物を移動させる、カーテンを閉めて窓から離れて過ごすなど、いくつかの対策を合わせて考える必要があります。
私も今では、店頭で値段だけを見るのではなく、
「剥がしやすいか」
「窓に使える商品か」
「使用後すぐに剥がす必要があるか」
という点を確認するようになりました。
一度ベタベタを取る苦労を経験すると、テープ選びにも慎重になります。
台風が来る前に確認しておきたいこと
ホームセンターで必要なものを買ったあとも、家で確認しておきたいことがあります。
まずは、ベランダや庭に置いてある物です。
植木鉢、物干し竿、サンダル、掃除道具などは、普段は動きそうに見えなくても、強い風で飛ばされたり倒れたりすることがあります。
室内に入れられる物は早めに片付け、移動できない物は安全な状態になっているか確認します。
懐中電灯は、持っているだけで安心してしまいがちですが、電池が切れていないか実際に点灯して確かめておくことも大切です。
スマートフォンとモバイルバッテリーも、台風が来る前に充電しておきます。
飲料水やすぐに食べられる食品は、特別な非常食だけでなく、普段から食べている物を少し多めに置いておくと無駄になりにくいと思います。
そして意外と忘れやすいのが、家の周りの排水口です。
落ち葉やごみが詰まっていると、強い雨が降った時に水が流れにくくなることがあります。雨風が強くなる前の安全な時間に確認しておくと安心です。
台風が近づいてから慌てて買い物に行くと、店が混んでいたり、欲しかった商品が売り切れていたりします。
天気予報を見て早めに動いておけば、必要のない物まで焦って買わずに済みます。
台風は来ないのが一番です。
それでも毎年のように台風情報が流れる日本では、ホームセンターへ行くことも季節の準備の一つになっているのかもしれません。
今年も台風のニュースを見たら、私はきっと養生テープの棚を確認すると思います。
そして商品を手に取るたびに、
「今度は剥がしやすいものを選ばないと」
と、窓に残ったベタベタを必死に掃除した日のことを思い出しそうです。🌪️🏠




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