日本で暮らすなら車は必要?東京と地方で全く違う車事情

 

日本で暮らすなら、車は必要なのでしょうか。

この質問に対する答えは、おそらく一つではありません。

東京の中心部に住む人と、地方に住む人では、車に対する考え方そのものが大きく違うからです。

私は以前、東京の新宿に住んでいました。

そして現在は、千葉県成田市で暮らしています。

同じ日本でも、住む場所が変わるだけで、車の必要性や維持費に対する考え方がこれほど変わるのかと驚くことがたくさんありました。

今回は、私自身の経験を交えながら、日本の車事情についてまとめてみたいと思います。

東京では車がなくても生活できる

私は以前、新宿で友人と二人暮らしをしていました。

住んでいたのは8階建てマンションの2LDK。

家賃は18万円でした。

こう書くと、とても高級なマンションに住んでいたように聞こえるかもしれません。

実際には友人と家賃を折半していたため、一人あたりの負担は9万円ほどでした。

新宿は電車や地下鉄の路線が非常に充実しています。

スーパーや病院、飲食店、役所なども徒歩や電車で行ける距離にあり、日常生活で車が必要だと感じることはほとんどありませんでした。

むしろ車を持つメリットよりも、維持する負担の方が大きいと感じる人も多いと思います。

その理由の一つが駐車場代です。

私が住んでいたマンションの地下駐車場は、月額6万円でした。

最初に聞いた時は本当に驚きました。

「車を停めるだけで6万円?」

当時は思わずそう言ってしまったほどです。

2LDKの家賃18万円に対して、駐車場代は6万円。

つまり、家賃の3分の1が駐車場代という計算になります。

地方によっては、6万円あれば十分にアパートを借りることができる金額です。

人が暮らす部屋ではなく、車1台のためのスペースに毎月6万円を支払う。

これが東京の現実なのだと知りました。

しかも、これはコロナ前の話です。

最近は東京全体でマンション価格や賃貸価格が上昇していると聞きます。

当時住んでいたマンションの家賃も、現在ではさらに高くなっているそうです。

ただ、地下駐車場の料金が現在いくらになっているのかは分かりません。

成田では駐車場代は無料。でも車は必需品

現在、私は千葉県成田市の一戸建てに住んでいます。

自宅には駐車スペースがあるため、駐車場代はかかりません。

新宿時代の月6万円の駐車場代を思い出すと、本当に同じ日本なのかと思うほどです。

しかし、成田では東京とは別の問題があります。

それは、車がないと生活が不便だということです。

もちろん駅の近くに住んでいれば電車を利用できます。

ですが、買い物、大きな荷物の運搬、病院への通院、家族の送迎などを考えると、車がある生活とない生活では利便性が大きく違います。

特に地方では、近年バス路線の減便や廃止が進んでいます。

運転手不足や利用者減少など、さまざまな理由があると言われています。

若い世代はまだ良いかもしれません。

しかし高齢になって車を運転できなくなった時、買い物や病院へどうやって行くのか。

これは今後、日本の地方が抱える大きな課題の一つになるのではないかと思います。

日本では車を買う前に駐車場を確保する

日本に来て驚いたことがもう一つあります。

それが「車庫証明」の存在です。

韓国では、日本のように車を購入する前に駐車場を証明する制度は一般的ではありません。

しかし日本では、普通自動車を購入する際、原則として車を保管する場所を確保し、その証明書類を提出する必要があります。

つまり、

「車を買ってから駐車場を探す」

のではなく、

「駐車場を確保してから車を買う」

のです。

初めて知った時は本当に驚きました。

今になって考えると、とても合理的な制度だと思います。

もしこの制度がなければ、住宅街や道路には駐車スペースを確保できない車があふれてしまうかもしれません。

特に東京のような人口密度の高い都市では、必要不可欠な制度なのだろうと思います。

日本の車の維持費は決して安くない

車を購入した後も、さまざまなお金がかかります。

毎年支払う自動車税。

2年ごとにやってくる車検。

自賠責保険。

任意保険。

ガソリン代。

タイヤ交換やメンテナンス費用。

高速道路料金。

そして都市部では高額な駐車場代。

特に車検は、日本で生活を始めた外国人が驚くものの一つかもしれません。

車検費用の中には、点検費用だけではなく、自動車重量税や自賠責保険なども含まれています。

車種や年式によっては、10万円から15万円以上かかることも珍しくありません。

そのため、日本では昔から、

「車は買うより維持する方がお金がかかる」

と言われることがあります。

世界には、日本より自動車取得税が高い国もあります。

そのため、日本の車の維持費が世界で最も高いとは言い切れません。

しかし少なくとも、日本は先進国の中でも車を保有し続けるための負担が大きい国の一つだと思います。

東京では不要、地方では生活必需品

東京では車がなくても生活できます。

むしろ駐車場代や維持費を考えると、車を持たない方が合理的な場合も多いでしょう。

一方で地方では、車がなければ生活が難しい地域が数多くあります。

不思議なことに、

車が必要ない東京ほど駐車場代が高く、

車が必要な地方ほど駐車場代が安い。

これも日本の面白いところなのかもしれません。

日本で車が必要かどうか。

その答えは、

「日本に住むかどうか」

ではなく、

「日本のどこに住むか」

によって決まるのだと思います。

もしこれから日本で暮らすことを考えている方がいるなら、家賃だけではなく、

駐車場代、

自動車税、

車検、

保険料、

そして公共交通機関の利便性まで、

ぜひ一緒に考えてみてください。

車は単なる移動手段ではありません。

住む地域によっては、生活を支える大切なパートナーになることもあるのです。 🚗🏠✨

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