冷房と除湿、電気代が安いのはどっち?毎年リモコンの前で悩んでいました

夏になると、毎年同じことで迷います。

エアコンのリモコンを手に持って、

「今日は冷房かな」 

「それとも除湿?」

「ecoを使ったほうが電気代は安いのかな」

と、ボタンを押すまでに何十秒も考えてしまいます。

結局、「今日はこれでいいかな」と、半分は勘のような感覚で選んでいました。

我が家には猫が3匹いるため、エアコンの電気代だけを考えて運転を止めるわけにもいきません。

猫たちが暑そうにしていないかも気になりますが、夏は室温だけでなく湿度も心配です。部屋がジメジメしていると、床や猫の寝床まで何となく湿っぽく感じることがあります。

そのため、私は冷房よりも除湿を選ぶことが多かったのですが、本当に除湿の電気代が安いのかは分かっていませんでした。

調べれば調べるほど、「冷房のほうが安い」という説明もあれば、「除湿のほうが節約になる」という説明もあります。

さらに、最近のエアコンにはecoや自動運転もあり、結局どれを選べばよいのか、ますます分からなくなってしまいました。

そこで今回は、エアコンの冷房・除湿・ecoにはどのような違いがあるのか、我が家での使い分けも含めて整理してみました。

冷房・除湿・ecoモードの違いを調べてみました

冷房は、部屋の温度を下げることを主な目的とした運転です。

室内の暖かい空気を冷やす過程で水分も取り除かれるため、冷房を使っていても湿度はある程度下がります。

真夏の昼間や、室温がかなり高くなっているときは、まず冷房で部屋の温度を下げるほうが過ごしやすく感じます。

一方の除湿は、部屋の湿度を下げることを優先した運転です。

私は以前、「除湿なら冷房より電気代が安い」と単純に思っていました。しかし、実際にはエアコンの除湿方式によって電気代が変わるようです。

除湿には、部屋を少し冷やしながら湿気を取るタイプと、冷やして除湿した空気を温め直して室内に戻すタイプがあります。

前者は「弱冷房除湿」と呼ばれ、冷房に近い仕組みです。運転条件によっては、冷房と同程度か、やや消費電力を抑えられる場合があります。

後者は「再熱除湿」と呼ばれます。室温を下げすぎずに湿度を下げやすい反面、冷やした空気を再び温めるため、冷房より電気代が高くなることもあります。

つまり、冷房と除湿の電気代は、リモコンに書かれているボタン名だけでは比べられないということでした。

同じ「除湿」でも、メーカーや機種によって仕組みが違います。自宅のエアコンがどちらの方式なのか分からない場合は、取扱説明書やメーカーの商品ページで確認したほうが安心です。

そして、私が一番勘違いしていたのがeco機能でした。

私はずっと、「ecoならエアコンが冷房と除湿をいい具合に選び、全部自動で節約してくれる」と勝手に思っていました。

ところが、ecoの働きも機種によって異なります。

現在選んでいる冷房や暖房の運転を、設定温度や風量、センサーなどで省エネになるよう調整する機種もあれば、室温を見ながら自動運転を行うタイプもあります。

そのため、ecoは必ずしも「除湿をするボタン」ではありません。また、すべての機種で冷房と除湿を自動的に切り替えるとは限りません。

我が家の1階に新しく設置した日立のエアコンには、「eco これっきり」というボタンがあります。画面には「これっきり自動」と表示されるため、単純な冷房ボタンとは少し違うようです。

ただし、ecoの細かな制御はシリーズによって違うため、「ecoだから必ず最も電気代が安い」と決めつけず、その機種の説明書を確認することが大切だと感じました。

調べたあと、我が家ではこう使うことにしました

いろいろ調べた結果、冷房と除湿のどちらか一つだけを使うのではなく、その日の室温と湿度で決めることにしました。

外がかなり暑く、部屋の温度も上がっている日は、まず冷房を使います。

室温が高い状態で除湿だけを選んでも、部屋がなかなか涼しくならず、長時間運転することになるかもしれません。そんな日は冷房で早めに温度を下げ、落ち着いてから設定温度や風量を調整するほうが分かりやすいと感じます。

反対に、雨の日や梅雨の時期など、気温はそれほど高くないのに部屋がベタベタするときは除湿を選びます。

同じ27℃でも、湿度が高い日は蒸し暑く感じます。最近は温度だけでなく、部屋の湿度も見るようになりました。

我が家では、暑さが強い日は冷房、気温より湿気が気になる日は除湿、どちらを選ぶか迷う日は日立の「これっきり自動」を使うことが増えそうです。

ただし、猫たちは自分でリモコンを操作できません。

私たちが外出している間も過ごしやすいように、設定温度を極端に下げたり、電気代が気になるからと途中で完全に止めたりせず、部屋の状態を安定させることを優先したいと思っています。

正直なところ、今年の夏もリモコンを持ったまま迷う日はあると思います。

それでも以前よりは、

「今日は暑さが強いから冷房」

「今日は湿度が高いから除湿」

「どちらか迷うから自動運転」

と考えられるようになりました。

冷房と除湿の電気代は、どちらが必ず安いとは言い切れません。エアコンの機種や除湿方式、外気温、設定温度、部屋の広さによっても変わります。

一つの答えを探し続けるより、その日の暑さと湿度、そして一緒に暮らす家族やペットの様子に合わせて使い分ける。

小さなことですが、自分なりの基準ができただけでも、毎回リモコンの前で悩む時間が少し短くなりそうです。



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