扇風機があるのにサーキュレーターは必要?実際に買って分かった違いと使い方
サーキュレーターが流行り始めた頃、私も「小さくて持ち運びしやすそう」と思って一台買いました。
扇風機より場所を取らず、必要な部屋へ簡単に持っていけそうだったので、便利に使えると思っていたのです。
私は勝手に「小さいけれど、扇風機と同じくらい涼しい風が出るもの」だと想像していました。
ところが、実際に使ってみると、思っていたより風が弱く感じました。
もちろん風は出ているのですが、扇風機のように体全体へやわらかく届く感じではありません。
「こんなに小さいなら仕方がないのかな」
「もっと大きなサーキュレーターを買うべきだったのかな」
そんなことを考えながら使っていました。
さらに困ったのが掃除です。
私が買ったサーキュレーターは、扇風機のように前面のカバーや羽根を簡単に外せるタイプではありませんでした。
今販売されている製品はお手入れしやすくなっているのかもしれませんが、当時の私には、ほこりがたまっても掃除しにくいことがかなり不便でした。
そのうち、使いやすくて掃除もしやすい扇風機ばかり使うようになり、サーキュレーターはだんだん出番がなくなりました。
今では本棚の上に置かれたままです。
それなのに、夏になると家電量販店やホームセンターには、今でもたくさんのサーキュレーターが並んでいます。
小型のものから大きなものまで種類も多く、扇風機よりサーキュレーターの売り場のほうが目立つ店もあります。
みんなは扇風機の代わりに使っているのでしょうか。
それとも、扇風機とサーキュレーターの両方を持っているのでしょうか。
気になったので、サーキュレーターと扇風機の違いや、どのように使い分けるものなのかを改めて調べてみました。
サーキュレーターと扇風機の違いは?目的を知ると選び方も変わりました
私は長い間、サーキュレーターは「小さな扇風機」のようなものだと思っていました。
しかし調べてみると、二つは見た目が似ていても、もともとの目的が違いました。
扇風機は、人が風を受けて涼しく感じるための家電です。
広い範囲にやさしい風を送り、首振り機能を使いながら、体へ直接風を当てることを得意としています。
一方、サーキュレーターは、部屋の空気を循環させるための家電です。
風を狭い範囲に集中させ、遠くまでまっすぐ届けるように作られています。
そのため、近くで風を受けても、扇風機ほど心地よく感じない場合があります。
私が最初に使ったとき、思っていたほど涼しく感じなかったのも、製品の大きさだけが原因ではなかったようです。
そもそも、人へやさしい風を送るための家電ではなかったのです。
違いを簡単にまとめると、次のようになります。
| 比べる項目 | 扇風機 | サーキュレーター |
|---|---|---|
| 主な目的 | 人が涼しく感じるため | 部屋の空気を循環させるため |
| 風の特徴 | 広くやわらかく届く | 強くまっすぐ遠くへ届く |
| 向いている使い方 | 体へ直接風を当てる | エアコンの冷気や暖気を動かす |
| 使用する季節 | 主に夏 | 夏も冬も使える |
| 部屋干し | 広い範囲へ風を送れる | 洗濯物へ集中して風を当てやすい |
例えば、エアコンをつけているのに、部屋の奥だけ暑いと感じることがあります。
冷たい空気は低い場所にたまりやすいため、部屋の形や家具の配置によっては、エアコンの風が全体へ届きにくいこともあります。
そのようなときにサーキュレーターを使うと、床付近の冷たい空気を動かし、部屋全体へ循環させやすくなります。
冬は反対に、天井付近にたまった暖かい空気を下へ動かす使い方もできます。
サーキュレーターが一年中販売されているのは、夏に涼むためだけではなく、冷暖房の空気循環に使えるからなのだと思いました。
扇風機とサーキュレーターは両方必要?私には扇風機が合っていました
調べてみると、サーキュレーターを扇風機の代わりに使うというより、役割を分けて両方使っている家庭も多いようです。
扇風機は、ソファやダイニングの近くに置いて、人が涼むために使う。
サーキュレーターは、エアコンの近くや部屋の隅に置いて、冷たい空気を循環させる。
このように使い分ければ、それぞれの特徴を生かせます。
また、部屋干しをする家庭では、洗濯物へ集中的に風を送るためにサーキュレーターを使うこともあります。
梅雨や湿度の高い季節は、洗濯物の間に風を通すことで、乾燥時間を短くしやすくなります。
我が家でも部屋干しをすることが多く、エアコンの除湿と扇風機を一緒に使っています。
今のところは、それで特に困っていません。
扇風機は広い範囲に風を送れるため、洗濯物全体へ風を当てやすく、使い終わった後の掃除もしやすいからです。
最近は「サーキュレーターをエアコンと一緒に使えば、電気代の節約につながる」と紹介されることもあります。
確かに、部屋の温度のむらを減らせれば、エアコンの設定温度を必要以上に下げずに済む可能性はあります。
ただし、サーキュレーターを使えば必ず電気代が安くなるというわけではなく、部屋の広さや置き方、エアコンの使い方によっても変わります。
私の場合は、電気代を少し抑えられるかもしれないという理由だけで、もう一台サーキュレーターを買おうとは今のところ思っていません。
毎日使う家電は、性能だけでなく、扱いやすさや掃除のしやすさも大切だからです。
最近では、前面カバーや羽根を外して丸洗いできる製品や、上下左右に動くタイプ、扇風機とサーキュレーターの両方の特徴を持った製品も増えています。
私が以前買った頃より、かなり使いやすくなっているのかもしれません。
それでも、体にやわらかい風を当てたいことが多く、掃除のしやすさを重視する私には、今も扇風機のほうが合っています。
今回調べてみて分かったのは、サーキュレーターと扇風機は、どちらが優れているかを比べる家電ではないということでした。
人が涼むためなら扇風機。
エアコンの空気を循環させたり、部屋干しの洗濯物へ強く風を送ったりするならサーキュレーター。
目的によって選ぶものが違います。
以前は「せっかくサーキュレーターを買ったのに、使わなくなってしまった」と少し残念に思っていました。
でも、サーキュレーターが悪かったというより、私が求めていた使い方には扇風機のほうが合っていただけだったようです。
今、扇風機があるのにサーキュレーターも必要なのか迷っている人は、まず何のために使いたいのかを考えてみると選びやすいと思います。
人が涼むことが一番の目的で、今の扇風機に満足しているなら、無理に買い足さなくてもよいかもしれません。
反対に、エアコンの風が部屋の奥まで届かない、部屋干しをもっと早く乾かしたいという悩みがあるなら、サーキュレーターが役立つ可能性があります。
私はしばらく、掃除しやすくて使い慣れた今の扇風機を大切に使うつもりです。
もし次に扇風機が壊れて買い替えることがあれば、そのときはお手入れのしやすさを確認しながら、進化したサーキュレーターももう一度見てみようかなと思っています。
エアコンを効率よく使いたい方は、以前まとめた「冷房・除湿・エコ運転の違い」についての記事も、あわせて参考にしてみてください。



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